覚えておくべき携帯キャリア決済のリセット日

覚えておくべき携帯キャリア決済のリセット日

携帯キャリア決済を利用している人も多いでしょうが、リセット日を理解、把握しているでしょうか。別に携帯キャリア決済でリセット日を把握していなくても、少額を利用している分にはあまり問題ないかもしれませんが、ある程度の金額を利用している、利用する可能性があるという場合にはしっかりと把握しておくに越したことはありません。そうしないと、使えると思っていたのに使えなかったとか、それならもう少し前に先に使っておくんだったというような失態を防ぐことができるからです。

携帯キャリア決済のリセット日とは?

リセット日とはどういうことかというと、携帯キャリア決済にはそれぞれ利用限度額というものが決められています。この限度額はキャリアによっても、またその携帯を利用している人の利用状況によっても異なりますが、数万円から10万円程度の範囲内となっていることが多いようです。この限度額というのは、もちろん一定の期間内における限度額です。その期間内にそこまでの金額しか利用できないということで、その期間を過ぎれて次の期間に入れば、また新たに限度額が設定されるわけです。

そして、実際にどうなっているかというと、これは分かりやすく、カレンダーどおりの1ヵ月ごとの区切りとなっています。つまり、例えば利用限度額が5万円だとすると、1月1日から1月31日までの間に使える金額が最大5万円、2月1日から2月28日又は29日までに使える金額が5万円、3月以降も同様ということになります。ただしキャリアによって若干の違いはありますが、1ヵ月ごとに区切られているという点は同じです。

キャリア決済とクレジットカードのリセット日の違い

このように携帯キャリア決済の場合のリセット日というのは比較的分かりやすいのですが、これは実はクレジットカードの場合は異なります。クレジットカードの利用方法はこの携帯キャリア決済と似ていますから、この話をそのまま鵜呑みにしてクレジットカードでも同じ仕組みだろうと思っていると足元をすくわれます。クレジットカードの場合はどうなっているのかをここで併せて説明しておきましょう。
クレジットカードの場合、請求が1ヵ月分の利用をまとめて行われることは携帯電話と同じです。ただし、携帯電話の場合は毎月1日からその月の月末までと、カレンダー上の1ヵ月と一致しているのに対し、クレジットカードの場合はまずここから異なります。カレンダー上の1ヵ月と一致しているカードもあるかもしれませんが、一致していないカードも数多くあります。例えばある月の20日から翌月の19日までの1ヶ月間を一区切りとして請求するというようにです。

これは確かに携帯電話と異なるものの、これだけであれば別にそこまで複雑な話ではありません。クレジットカードの場合は、単にこの区切りの1ヵ月が過ぎればリセットされるとという話ではないので複雑なのです。上の例の場合、カードの利用限度額が30万円だとして、例えば1月20日から2月19日までに30万円を利用し切ったとしましょう。2月20日になればリセットされているからまた新たに30万円分を利用できるかというとそんなことはありません。

では、いつになれば利用できるかというと、それは利用分が実際に銀行口座から引き落とされてからなのです。例えばそのクレジットカードが、ある月の20日から翌月の19日までの利用分について、翌々月の10日に銀行から引き落とすことになっていたとしましょう。すると、上の例で、新たに30万円が利用できるようになるのは3月10日以降です。クレジットカードの場合は、請求は1ヵ月ごとに行われるものの、利用限度額というのはその1ヶ月間での利用額の最大値のことではなく、利用したけれどもまだ支払っていない、銀行口座から引き落とされていない金額の最大値ということなのです。クレジットカードは広く普及していますが、このことは意外なほどに知られておらず、1ヵ月たったのにどうして使えないのかといぶかる人が非常に多いのが現実ですので、市っておいて損はありません。

ただしこれはあくまでクレジットカードの場合であって、携帯キャリア決済の場合はそんなことはありません。仮に代金の銀行口座からの引き落とし日が翌月10日であったとして、では月初から10日までの間はまだ前月の利用分が銀行から引き落とされていないからその分は利用できないかというとそんなことはありません。1月1日から31日までの間に5万円を利用したからといって、2月になってもその5万円を含む携帯電話代金が引き落とされる2月10日まで待たないと携帯キャリア決済は全く利用できないかというとそんなことはなく、2月1日になればすぐに新たに5万円分が利用できます。ただ、あくまで1ヵ月分ごとに設定されていますから、1月の1ヶ月間に3万円しか利用しなかったからといって、使わなかった2万円と合わせて7万円が使えるというようなことにはなりません。

まとめ

いずれにせよ、携帯キャリア決済は非常に分かりやすく、いま自分があと残りどれくらい使えるのだろうということが直感的に把握しやすく、使い勝手がよいと言えます。